ボストン駐在妻のLittlepondです。
今回は「タングルウッド音楽祭」のボストン駐在妻的な基本情報をお伝えします。
ボストン駐在中に、一度は行ってみたいと思っている方、ぜひ行きましょう！
私は毎年、ジョン・ウィリアムズナイトやタングルウッドコーラスの演奏会などに出かけています。
ボストン駐在ファミリーのために、タングルウッド音楽祭にでかける前にチェックしておくと良いことをまとめました。
初めて行く方はぜひご参考に！
タングルウッド音楽祭について
まず、出かける前にボストン交響楽団「BSO」（ボストン・シンフォニー・オーケストラ）と「ボストンポップス」の公式サイトは基礎知識としてチェックしておくのがおすすめです。
ボストンポップスとはボストン交響楽団（BSO）が夏の間の演奏のために編成を変えた楽団だそうですが、基本的にはBSOとメンバーはそれほど変わらないようです。
ちなみにボストンの人は「シンフォニーオーケストラ」とは呼ばず「BSO」と呼んでいます。ボストン美術館を「MFA」って言うのと同じです。
タングルウッド音楽祭は専用ページがあるのでこちらもチェック！
夏から秋にかけては毎日のように公演が行われ、BSOだけでなく有名アーティストや演奏家のコンサートもあります。自分の行きたい公演を選択し、チケットを購入すればOKです。
人気のある公演は会場に近い駐車場からどんどん埋まっていき、ギリギリの時間に到着するとめちゃくちゃ遠い駐車場へ誘導されてしまいますので、早めの到着をおすすめします。
シェド席とローン（芝生）席
チケットを買う時に「Shed（シェド席）」と「Lawn（ローン席）」ってなんだこりゃ？と思った方はこちらをご覧ください。
シェッドとは屋根があり舞台を間近で観られるシートのこと。雨も気にせず、椅子に座って観られるので、座席料金がお高いのは当たり前。
タングルウッドらしさを楽しむなら、断然ローン（芝生席）がおすすめです。
芝生席は「完全な自由席」というシステムです。ゲートが開く前に並び、ゲートのオープンと同時に花見の席取りのように観客がダーッと芝生めがけて走ります。
シェッド席に近い場所から埋まっていきますが、空いている公演ではどこでも好きなところに座れるので、昼にピクニック感覚で楽しむ観客もたくさんいます。
ジョン・ウィリアムズナイト（スターウォーズやハリーポッターなどの映画音楽がメイン）などの人気の演奏会では、芝生が観客で埋め尽くされ、緑の地面が見えないほどになります。
そして、各自がもちこんだピクニックセットや、ワインやビールなどのアルコールを片手に、演奏会が始まるのをのーんびり待ちます。
わが家はいつもタングルウッドへ向かう道中でスーパーに立ち寄り、ワインとチーズなどのおつまみを購入し、演奏会が始まる頃には、ほろ酔いくらいに出来上がっております。
SEIJI OZAWA ホール
メインのシェッドの奥には、1973年から2002年までBSOの指揮者であった小澤征爾の名前がついた「SEIJI OZAWAホール」もあります。
ここでも、シェッド席とは違った小さな演奏会が行われていることもあるので、芝生席からちゃっかり観てしまうのも楽しみの一つです。
今年、お亡くなりになったニュースはボストンのローカルニュースでもトップで取り上げられるほど、ボストニアンから愛されていた小澤征爾氏。
ぜひ、こちらのページもチェックして、小澤征爾氏の偉大さを噛み締めつつ、タングルウッドを堪能してみてください。
芝生やレストランで食事もできる
自分たちでピクニックセットを用意せず、公演前にタングルウッド敷地内で食事を済ませたい人には、ビュッフェレストランやカフェ、芝生のテーブルでディナーができるサービスなどもあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
車がないファミリーはどうする？
ボストンから車で３時間程度かかるタングルウッドは車がないから行けない！という駐在ファミリーの皆さんもいるはずです。
でも諦めないでください。ボストン日本人会が毎年、人気のジョン・ウィリアムズナイトの公演はバスツアーを開催しています！
出発はアーリントンの事務所からで、日帰りバスツアーですが、交通費もチケット代もコミコミのツアー料金設定で、シェッド席も芝生席も選べます。
今年のツアーは、ボストン日本人会の公式ページをチェックしていてください。
日本人演奏者の若尾圭介さん
BSOには日本人の演奏者で、準主席オーボエ奏者の若尾圭介さんがいます。ボストンポップスにも在籍しています。
ボストンポップスのタングルウッド公演なら、こちらのページもチェックしてから行きましょう！
いかがでしたでしょうか？
タングルウッド音楽祭はニューイングランドの短い夏を楽しむのに最高の場所と音楽が待っています。ぜひ、ボストン滞在中に一度は出かけてみてくださいね。
