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ボストン駐在妻のLittlepondです。
2018年に夫の転勤帯同でマサチューセッツ州へ移住しました。渡航当時小3(8歳)だった娘を帯同しています。
ボストンへ赴任されるご家庭に向けたブログですが、今回は「現地校の幼稚園(キンダーK)に編入する準備」についてお伝えします。
最近、当ブログへ読者の皆さまからご質問をいただけるようになりました。
その中に「ボストン駐在が決まりました。キンダー(幼稚園年長)へ編入前にやっておくといいことはありますか?」というご質問がいくつかありました。
帯同する子の年齢的に多いのが4歳〜5歳の「小学校の最小学年(キンダーガーテン)への編入」です。
「うちの子は日本ではまだ幼稚園の年長なのに、いきなり小学校なんて……」
ただでさえ右も左もわからないアメリカ赴任で、小さいお子さんを現地校へ編入なんて不安しかないと思います。
わが家の娘が通っていた小学校も、キンダーの学年には日本人駐在家庭が多く、編入でいろいろとお困りの方も多く見てきました。
そこで「海外からの子がキンダーに入る前にやっておいた方が良いこと」をまとめてみました。
わが家の長女が幼稚園から小学校で使った英語教材で、キンダー入学前におすすめしたいものもご紹介します。
ボストン赴任で子どもをキンダー(幼稚園)へ編入させる前にお役に立てる情報です。
ご参考になさってみてください。
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アルファベットと日常単語の準備
アメリカ小学校の「KinderGarten」(通称K)は、日本の幼稚園だと年中の後半から年長の前半までの期間で、5歳になる子供たちが入る学年です。
年長の後半からはアメリカだと1年生になるので、日本よりも半年早いイメージです(生まれ月にもよります)。
日本では4歳〜5歳はまだ「学校」には通っていない年齢ですが、アメリカのキンダーは小学校の「練習生」的な扱いです。
1年生(First Grader)に備え、学校での集団生活や勉強に「慣れる」1年を過ごします。
わが家の学区のプリスクールの先生は、5歳なら以下ができればOKと言っていました。
・自分の名前をアルファベットで認識
→自分の名前を見つけられる
・大文字、小文字を使い鉛筆で名前が書ける
・フォニックス(英語の基本的な発音)
・1から10まで英語で数を数えられる
・ピクチャーディクショナリーの単語がわかる
キンダー(幼稚園)は、宿題が出るわけでもありませんし、学習が本格的に始まるわけでもありません。
本人が英語に興味があれば、フォニックス(発音)とピクチャーディクショナリーを読んで興味のある単語を覚えておく程度でも十分だそうです。
5歳前後の子供なら英語が母国語ではなくてもスイスイ脳ミソが吸収するはずです。
ちなみに、わが家はこちらの「My First Dictionary」を使いました。
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ピクチャーディクショナリーは、キンダー(5歳幼稚園)〜小学校低学年の子供たちの語彙レベルで編集された「図鑑と辞書」が一緒になった本です。
英語圏で「5歳でキンダー入園レベル」の子なら知っている単語が載っていますが、40歳を過ぎた私でも知らない単語が山ほど出てきましたので、自分の英語力は現地校の幼稚園5歳児以下であるのが一目瞭然でした(泣)。
一家に一冊あれば子供にはもちろん、アメリカで生活する大人にも役立ちます。
英語の発音練習の準備
キンダーの年齢であれば、英語を「リスニング」し「リピーティング」して「フォニックス」を身につける練習だけでも十分です。
わが家の娘が4歳〜6歳で使った「人生初の英語教材」はしちだの英語ペン でした。
これが今となっては最適な教材だったと思っています。
ボストンへ来てから役立ったと思う理由は、
・現地校でもリアルに使える語彙・フレーズを繰り返し練習できる
・フォニックス(発音)が自然と身につく
・聞く→ 話す→ 自分の英語にするというルーティンができあがる
この3点です。
タッチペンで覚えていく700のフレーズや単語はアメリカの小学校入学年齢の子たち(4歳〜6歳くらい)が使いこなせる語彙と文法レベルです。
「That's cool!」(かっこいいね!)
「It's exiting!」(楽しみ!)
「Don’t do that!」(それはやらないで!)
など、子供たちが一緒に遊ぶときのフレーズを「丸ごと」「ネイティブ発音どおり」に真似できるので、現地校での即戦力をつけられます。
最初はワケがわからず英語ペンをやっていた娘も、英語の環境に放り込んだら覚えたフレーズを突然しゃべり出すこともありました。
何より一番のメリットは「フォニックス」を意識しなくても身につけられることです。
脳ミソがまだスポンジの年齢だと日本人が苦手な「Th」や「LとR」はもちろん、日本語に無い子音も上手に発音できるようになっていました。
現地校でESLティーチャーとの面談で名前や生年月日、出身の国などいくつか英語をやりとりした後、
「Hey!あなた本当に8歳まで日本なの? 発音はPerfectよ! 何を使って勉強してきたの?」
とネイティブの先生にそう言われ、娘はもうルンルン♪
親は「さすがは世界の七田式」と今さら思った瞬間でした。
「日本人講師の純ジャパ英語」や「フィリピン人講師のワンパターン英会話」よりしちだの英語ペン を試していただきたいのです。
現地で英語を聞く→自分で発音する「耳と舌の土台づくり」に役立つ教材です。
畑の土を耕しておくと作物が育つように、語彙・発音・フレーズを鍛えておくことで、キンダー年齢の子どもの英語が海外でもスルスルっと伸びていきます。
【1日7分×35日でネイティブ発音の練習】
集団生活の準備
生活面でも、基本的には「日本の幼稚園児ができること」が一人でできればOKです。
・着替え、トイレなどが自分でできる
・スプーンやフォークを使って食事が一人でできる
・遊んだオモチャや教材などを片付けられる
・クラスメートを叩いたり、一方的に傷つけるようなことをしない
これがキンダーに入園する子供の保護者に「直前の夏休みに準備しておきましょう」とアナウンスされる内容です。
キンダー保護者のやること
悲しい?お知らせですが、キンダー(K)は保護者のコミュニケーションが一番大変な学年です。
まず、ボランティアで親が学校に行くことがやたらと多いです。
保護者が仕切って子どものイベントをやったり、放課後のプレイデート(親同伴で子どもが遊ぶ)も頻繁に行われます。
キンダーの学年では生活面でのボランティアも多く募集されます。なるべく子どもの不安を取り除いてあげるため、編入直後は親が頻繁に行ってあげるのをオススメします。
・ランチタイムや休憩時間(Recess)のフォロー
・近所の公園までの遠足(Field Trip)
いわゆる図書館や掃除などの保護者ボランティア以外に、実際に子供の面倒を見ます。
英語力がないお母さんだとどうしても避けて通りがちですが、編入直後の子供たちは親が来てくれるとやっぱり安心するそうです。
アメリカの小学校は、日本の幼稚園・保育園のようにお便り帳がないことも多いので、日常的に先生から子供の様子を聞くことができません。
そして、アメリカでは小学校は親のお迎えが基本ですが、最初のうちはお迎え時に担任から子供の様子についてフィードバックがあります。
担任の先生に「今日、ウチの子どうでしたか?」と定期的に聞きましょう。
アメリカの学校の先生は、こちらから聞くとかなり細かく子供の様子を教えてくれますが、聞かない親にはなにもフィードバックをしてはくれません。
学校の先生や保護者と話せるレベルの英語力を準備しておくとベストです。
この記事が現地校キンダー編入の準備をするご家族の参考になれば嬉しいです。
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