ボストン駐在妻のLittlepondです。
2018年より夫の転勤でボストン郊外に住んでおります。
このブログでは、これからアメリカ・ボストンで駐在妻になる人や、ご家族向けに現地の情報を発信していますが、今回は「ボストンでの運転」についてです。
アメリカでの運転はとくに難しいことはありませんが、緯度が高く、冬はまるで雪国のようなボストンでは、日本と違って気をつけることがあります。
ボストン市内やブルックライン、ケンブリッジなど、日本人が多くT(地下鉄)もある地域ではクルマがなくても生きていけますが、それ以外のエリアではやっぱり運転できた方が便利です。
バケーション中にレンタカーを借りるだけの人も、ぜひ参考にしてみてください。
アメリカの交通ルール
まず、アメリカ全土での運転で気をつけることは、こちらの記事をご覧ください。
左ハンドルの運転や、アメリカ独自の道路標識、スクールバスなどの交通ルールなど、日本人が間違えてしまいがちな道路交通事情をまとめてあります。
ボストンでの運転で気をつけることその①「動物の飛び出し」
まず、アメリカの道路ではびっくりするほど「動物」が飛び出してきます。
ボストンも例外ではありません。市内でもリスやウザギがぴょんぴょんっと飛び出してくることはよくありますし、七面鳥(ターキー)がのっそのっそと道路を列をなして渡っていくこともあります。
一度、道路に出てこられたら、人間ドライバーはただ「停まって待つ」しかできません。
チャールズ川の近くの道路だと、カモが道路を渡っていくこともあります。
郊外に行くと、リスやウサギの飛び出しはしょっちゅうなので、急ブレーキを踏むクルマも多いです。
前を走るクルマが急に止まって動かなくなったら、何か動物が飛び出したのかと考えましょう。
ボストンでの運転で気をつけることその②「舗装がひどい」
ボストンは基本的には雪が多く、路面が冬の間にめちゃくちゃ傷みます。
日本では大きな道路で見かけることはあまりありませんが、わりと交通量の多い道路でも道路のど真ん中に信じられないほど大きな「くぼみ(Pothole)」があります。
雨が降れば大きな水溜りになり、この上を通過するとハンドルを思い切りとられることもあるので注意が必要です。
これにハマっただけで、パンクしてしまうこともあるので気をつけましょう。
ボストンでの運転で気をつけることその③「雪道の運転」
ボストンは東海岸の都市のなかでも大雪に見舞われることが多い地域です。
市内でも容赦ないスノーストームが来るので、クルマを路上駐車している家は近くの地下ガレージに避難させることもよくあります。
郊外では屋根付きのガレージでないと、このようにクルマが完全に雪で埋まることも。
もし、通勤でクルマを使うことになるなら、ガレージは屋根付き、もしくは地下の駐車場がベストです。
雪が降るたびに雪かきはもちろん、クルマに積もった雪もどかさなければ出勤できなくなってしまいます。
住宅を決めるときにも、クルマをどのくらい使うのか、雪が積もったら自分たちで雪かきをしなければいけない住宅なのかを確認してから契約するのをオススメします。
また、ボストンは10月から4月までは雪が降ります。
クルマは四駆(AWD)を選んでおくのが無難です。ボストン近郊で中古車を探すとなると、日本よりも4WDのクルマの方が圧倒的に台数が多いです。
まとめ
駐在、赴任でボストンへいらっしゃる方は、クルマを所有しているとフットワーク良く動けますし、駐在妻の皆さんも運転ができないと郊外ではどこへもでかけられません。
健康で文化的なボストン駐在妻生活を営むには、クルマは必需品でしょう。
しかし、日本と違って道路のクオリティは良くないですし、動物もたくさん飛び出してきます。しかも、冬場は雪が多いので、日本でほとんど雪の降らない地域から引っ越してくると、その雪と運転にまずビビってしまうはず。
雪道はある程度の慣れが必要なので、クルマを手に入れたら億劫がらずに運転して、ボストンの道路事情に少しずつ馴染んでいくのをおすすめします。
では、この記事がこれからボストンへ赴任・駐在される皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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