ボストン駐在妻のLittlepondです。
2018年より夫の転勤でマサチューセッツ州ボストン郊外に住んでおります。
これからボストンへ来る皆さまへ向けた「ボストン駐在妻の便利帳」ですが、今回はボストンの観光地「フリーダムトレイル」で楽しめるグルメをご紹介します。
- 全長4kmのフリーダムトレイル!食べなきゃ制覇できません
- Luke's Lobsterの「Luke's Torio」
- Boston Chawdaの「ニューイングランドクラムチャウダー」
- Neptune Oysterの「生牡蠣」
- OMNI PARKER HOUSEの「ボストンクリームパイ」
全長4kmのフリーダムトレイル!食べなきゃ制覇できません
まず、フリーダムトレイルとは、独立戦争時代の史跡16ヶ所をつないだ全長4kmのトレイル。
4kmなので人間の足なら1時間くらい?と、ナメてかかってはいけません。起点のボストンコモンから、最終地点のバンカーヒル記念塔まで、史跡めぐりをしながら歩いたら半日はかかり、帰りは公共の交通機関がないので、ほぼ全員歩いてボストン中心地へ戻ります。
フリーダムトレイルを真夏に歩いた男子大学生が「苦行でしかない」と言うほど。
なので、おすすめは
・初級:ボストンコモン→クインシーマーケット(約1〜2時間)
・中級:ボストンコモン→ポールリビアモール&オールドノースチャーチ(約2〜3時間)
・上級:ボストンコモン→バンカーヒル記念塔(全ルート制覇・約4〜5時間)
スケジュールと体調によってルートを決めましょう。
初日は初級コース、2日目はクインシーマーケットからバンカーヒル記念塔まで、のように長期滞在なら2、3回に分けるのも良いはずです。
もはや観光というより、トレッキングに近いのがフリーダトレイル歩き。
腹が減っては制覇できないフリーダムトレイルの途中にある「ボストンおすすめグルメ」を紹介します。
歴史的な観光スポットを巡りながら、ボストン名物も食べられますよ。
Luke's Lobsterの「Luke's Torio」
ボストンコモンを出発し、マサチューセッツ州議事堂、パークストリートチャーチ、グラナリー墓地、キングスチャペル&墓地、旧市庁舎(ラテン学校跡)まで来たら、次は「オールドサウス集会場が見えて来ます。
その次の史跡「オールドサウス書店」(1階がメキシカンのCHIPOTLE)前にあるのが、こちらの「LUKE'S LOBSTER」です。
日本にも新宿や原宿に出店する、マンハッタンが本店のロブスターロールですが、使用するのは「メイン産」なので、マサチューセッツの店舗はどこよりも新鮮なロブスターが食べられるのです。
おすすめは、日本の店舗にはない「LUKES TORIO」です。
ロブスターロールはボストン名物なので、そこらじゅうのお店にあるのですが、でっかくて30ドル以上することも多く、日本人には「食べきれない」「食べ飽きる」ことも多いです。
しかし、ここのTORIOはなんと「ロブスター・シュリンプ(小エビ)・クラブ(カニ)」の3種類が小さなロールでセットになっているので、3つのロールが食べ比べができるのです。
いや、がっつり一つのロールをまるごと食べたい!という人は、もう少し歩くと「クインシーマーケット」に到着するので、そこのシーフード屋台ででっかいロブスターロールを食べるのもおすすめです。
Luke's Lobsterダウンタウンクロッシング店
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Boston Chawdaの「ニューイングランドクラムチャウダー」
フリーダムトレイルの史跡「ファニュエルホール」までボストンコモン方面から歩いて来ると、裏手にあるのがこの「クインシーマーケット」です。
トレイルを歩く観光客のランチスポットで、この中にはボストン名物の屋台がずらっと並んでいます。パン、ピザ、アップルキャンディー、POKE、チャイニーズ、ベーカリー、日本のSUSHIなどもあります。
が、ボストンに来たら食べてほしいのは「クラムチャウダー」です。
「ボストンチャウダ」はロブスターロールやシュリンプサラダ、クラブ(カニ)ミートなども人気ですが、観光客のお目当ては「ニューイングランドクラムチャウダー」です。
ニューイングランドクラムチャウダーを始め、スープはカップのサイズが選べます。
スープだけじゃお腹いっぱいにならないアメリカ人は「ブレッドボール」に入ったチャウダーをパンにつけて食べています。
ロブスターロール&チャウダー&ドリンクがセットになった「マネージャースペシャル」も観光客には人気です。
腹ペコでクインシーマーケットにたどり着いてしまった人は、こちらもおすすめです。
私はボストンチャウダのスープ「ロブスタービスク」も好きなので、Smallサイズにして「ニューイングランドクラムチャウダー」と食べ比べをするのもおすすめです。
Boston Chawda クインシーマーケット店
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Neptune Oysterの「生牡蠣」
ファニュエルホールから先にトレイルを進むと、イタリア人街「ノースエンド」に入ります。
ボストン周辺の人たちは美味しいイタリアンレストランを求めてやってきます。
フリーダムトレイルをノースエンド側(ポールリビアの家・ポールリビアモール・オールドノースチャーチ)まで歩くなら、有名な「ネプチューンオイスター」でランチをするのもおすすめです。
ネプチューンオイスターではなんといっても「生牡蠣」が有名で、ニューイングランド地方で「一度は行きたい店ランキング」の上位常連店でもあります。
オイスターはもちろん、季節によって新鮮な貝を仕入れているので「リトルネッククラム」や「チェリーネッククラム」があれば、そちらも生で食べてみるのもおすすめです。
イタリアンレストランなので、シーフードのパスタも絶品です。
予約を受け付けないことで有名なレストランなので、11時の開店前に行って並んでおくのがベスト。フリーダムトレイルの続くハノーバーストリートではなく、一本隣のSalem(セイラム)ストリートにあるのでお気をつけください。
ノースエンド側に道路を渡ったらすぐです。
Neprune Oyster
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OMNI PARKER HOUSEの「ボストンクリームパイ」
フリーダムトレイルの途中には、スイーツが有名なところもあります。
歩き疲れた帰りに立ち寄るのもいいし、午前中に歩き始めて早々に「甘いもの食べたい」となったら、オムニパーカーハウスの売店に立ち寄ってみてはいかがでしょう?
ボストンコモンからすぐ、グラナリー墓地とキングスチャペルの中間にある「オムニパーカーハウス」というホテルは銘菓「ボストンクリームパイ」の発祥地。
ここのカフェ(現在は閉店)で最初にボストンクリームパイが作られたそうです。
この看板のある通りからキングスチャペルのある交差点を右に曲がり、スクールストリート側から売店に入ると、こちらの看板が。
こんなホールじゃ食べきれないやんけ!と焦ってはいけません。
お隣の売店のドリンクコーナー横にひっそりとボストンクリームパイの個人用サイズが売られています。
しかし、個人用とはいえここはアメリカ。1つのサイズはかなり大きめです。
甘いものフリークを自称する人、もしくは胃袋に余裕がある人でないと、1つを食べきるのはかなりつらいはずなので、1つのパイを二人で半分でも十分です。
味はふんわりしたカスタード味のスポンジに、チョコレートがかかっています。カスタードとチョコレートという「甘いのon甘いの」ですが、これがボストニアンは大好き。
アメリカのケーキにしては上品な味と言われることが多いので、せっかくなら「元祖」のお店で食べるのをおすすめします。
売店で購入するとフォークをくれるので、コーヒーも一緒に買ってオムニパーカーハウスの1階ロビーや、天気がよい日はボストンコモンまで歩いて(5分ほど)外のベンチで食べるのも気持ちがいいです。
オムニパーカーハウスホテル
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さて、いかがでしたでしょうか?
ボストンに来たら、有名な観光地のフリーダムトレイルを歩きながら、ボストングルメも一緒に楽しんでみてください!