ボストン駐在妻のLittlepondです。
2018年より夫の転勤でボストン郊外に住んでいます。
このブログはアメリカ・ボストンへ駐在・赴任・留学などでいらっしゃる皆さまに駐在妻の立場から情報を発信しています。
今回は「ボストン市内で楽しめるクラフトビールのタップルーム」をご紹介します。
もともとビールが大好きな私がボストンに来て一番ハマったのが「ニューイングランドのクラフトビール」です。
ホップの香りが強いIPA、しっかりした味わいのラガー、ヨーロッパの影響を受けたエールビールなど、ニューイングランドには数えきれないほどクラフトビールがたくさんあります。
なかでも、ボストン市内を歩きながら、醸造したてのドラフトビールが楽しめるのが、最近アメリカでめっちゃ流行りの「Tap Room(タップルーム)」です。
ボストンへいらっしゃるビール好きの皆さんに、ぜひ訪ねてほしいTap Roomを3つご紹介します。
Tap Room(タップルーム)とは?
Tap(タップ)とは、ビールサーバーの「注ぎ口」のこと。
Tap Roomはその「Tap」がずらっと並んでいて、そのクラフトビールブランドのほとんどの種類のビールが楽しめる店のことを言います。
あるTapRoomで「タップルームの定義ってなに?」と聞いたところ「その店で実際に醸造している、もしくは醸造所から直送しているビールが飲める店」という曖昧な答えが返ってきたので、そこで働いているアメリカ人にもタップルームの定義はよくわからないようです。
とにかく、その「Tap」から、醸造所直送の新鮮な生ビールが楽しめちゃうのが、今アメリカで大流行中のTap Roomなのです。
Tap Roomでブランドのビールを試飲して、気に入ったら常飲するビールのラインナップに加える、というのがアメリカ人の楽しみ方。
タップルームで試していただきたいのは、4種類ほどのビールが4〜6ozのグラスに入って出てくる「Flight(フライト)」という利き酒セットです。
ボストンがあるニューイングランド地方にも、数えきれないほどのクラフトビールブランドがあります。
なかでもボストン市内で地下鉄やバスを使って行ける有名ブランドのタップルームがこちらの3つです。
Samuel Adams
アメリカの独立戦争時に大きな活躍をした政治家サミュエル・アダムス(私はボストンに住むまでビールのブランド名だと思っておりました)。
その名前がついた、ボストンを代表するクラフトビールメーカーがこちら。最近、そのタップルームがファニュエルホール裏、サミュエルアダムス像のすぐ横にできました。
サミュエルアダムスの像を見ながらサミュエルアダムスのビールが楽しめるので、コッテコテの観光地化もしつつあるお店です。
店内は広々としていますが、天気の良い土日は11時の開店前から行列ができていることもありますので、すぐに満席になってしまうようです。
サミュエルアダムスは定番のビールだけでなく、シーズンごとに限定品を出すので、その試飲のために多くのお客さんがフライトを頼みます。
ホップの香りの強いIPAや、ラガー、ベールエールなど、ビールの種類もとにかく豊富なサミュエルアダムス。自分の飲みたいビールを4種類選んでフライトにしてもらうのも、好きな種類がセットになったフライトを頼むのもアリでしょう。
さらに、サミュエルアダムスはフードメニューも充実しています。
アメリカのタップルームは炭水化物系のフードメニューが多いのですが、サミュエルアダムスは味付けもしっかりしていて「ビールに合うフード」にこだわっているようです。
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Hapoon Brewery
シーポートディストリクトの端っこ、少し寂れた工場エリアにポツンとあるのが「ハープーン・ブルワリー」です。
ニューイングランドIPAを始め、こちらもボストンのご当地クラフトビールで有名なメーカーの一つです。
ハープーンのタップルームは、何よりそのTapの多さが圧巻。
もちろん利き酒セットのフライトもあります。IPAやラガーなど、自分の好みのビールや気になるセットを頼んでみましょう。
ハープーン・ブルワリーは、ぶっちゃけフードがあまり充実してはいません。
Prezzelなど、日本人的には「そんな硬いパンみたいなやつビールのつまみになるかい!」とツッコミを入れたくなるフードメニューですが、アメリカ人らしく「炭水化物系のおつまみ」と一緒に楽しんでみるのも、良い異文化体験になります。
ハープーン・ブルワリーはお土産コーナーも充実しているので、観光客を連れて来るのもおすすめです。
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Night Shift Brewing
フリーダムトレイルの途中、チャールズタウンを臨むノースワシントンストリートブリッジの手前にあるのが「ナイトシフトブルーイング」のTap Roomです。
フリーダムトレイルを半日歩いて、歩き疲れたら帰りにここで一休み。新鮮な生ビールをくいっと一杯味わうのも、ビール好きにはおすすめのコースです。
ナイトシフトブルーイングは、女性や若い人向けにおしゃれなビールをたくさん作っています。フルーティーなものや口当たりが良いものが多いので、ビールが苦手な人にも楽しめるラインナップです。
そして、アメリカのTap Roomといえばピザが定番ですが、ここのピザは「Best of Boston2021」というフード賞で「BEST PIZZA」に選ばれたそう。
もちろん、ここも4種類のフライトがあるので、自分の好きな種類のビールを探してから、大きめグラスで注文するのも良いでしょう。
ナイトシフトブルーイングはノースステーションからも近いので、TDガーデンでバスケットボールやホッケーの試合がある日も賑わっています。
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以上、ボストン市内から行けるクラフトビールのTap Roomをご紹介しました。
ぜひ、ボストンへ来たら美味しいビールと、アメリカンな雰囲気が味わえるビールバーのタップルームを楽しんでみてください!
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